「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」オープン戦参加レポート
ライター:望月もち(育成枠選手)
皆さんこんにちは。この度、「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」にて育成枠の選手兼オフィシャルのライターを務めさせていただくことになりました、望月もちです。
さて、今回は4月14日(日)に東京ミッドタウン日比谷 BASE Qホールで開催された「オープン戦」当日の模様をレポートしていきます。今回は、「ドラフト会議」で選ばれた12チームが、初めてオフラインの場で戦うイベントで、会場には大勢の観客が来場し、盛り上がりを見せていました。オープン戦は、パ・リーグとセ・リーグの各チームで2戦試合を行い、1勝1敗となった場合は引き分けとなるルールで行われました。
第1試合
【男女混成チーム対決】
千葉ロッテマリーンズ vs 阪神タイガース
男女混成チーム同士の対決。
これからのゲーム業界を引っ張る女性プレイヤーの活躍から、目が離せない。
マリーンズは、エースのあしん選手が得意とするブキである「スパッタリークリア」を軸に組み立てる編成。対するタイガースが、まさかの「プロモデラーPG」4人編成での試合開始となり、会場は大きくどよめきます。一気に陣地を広げて制圧したタイガース。一方で冷静に対応するマリーンズは、ほのか選手がステージ中央の橋を確保し、常に複数人で相手を囲む戦法に切り替え、ナワバリを奪い返すことに成功。そのまま試合終了まで守り切り、相手の戦略に合わせてチームの主軸を切り替える、マリーンズのチーム力の高さが分かる一戦となり、勝利をおさめました。
先ほどと同じく、タイガースが「ナイスダマ」を起点に先制。
しかし、「同じブキをいくつも使う戦法は、対応されやすい」と解説の槇氏の通り、マリーンズのあしん選手が相手を倒し切り、逆転に成功。このまま固めきるか…と思われましたが、タイガースが終盤15秒で「ナイスダマ」3連続で一気に塗り替えし、そのまま逆転に成功。ナワバリバトルならではの勝ち方で、タイガースの勝利。
第2試合
【憧れ対決】
北海道日本ハムファイターズ vs 中日ドラゴンズ
中日ドラゴンズ きょう選手の憧れているチームである、日本ハムファイターズとの熱い想いがぶつかる試合。
現在、流行りのブキである「スプラスピナー」をお互いに採用両チームともに、ナワバリを塗り広げる性能の高いブキを編成に組み込む形に。試合開始直後、ファイターズのばぼ選手が、ステージ場外に落ちてしまいます。その機を逃さず、ドラゴンズがナワバリを大きく広げました。冷静に対応したファイターズみすと選手が一気にふたりを倒すファインプレーで、一瞬で逆転に成功します。ベテランらしい落ち着きを見せたファイターズが、まずは1勝を挙げました。
ファイターズが自チームのナワバリを塗り広げる戦法で立ち上がります。ドラゴンズは苦しい試合展開を強いられ、ファイターズの強固な防衛を突破することができません。
ドラゴンズ きょう選手が相手のナワバリで時間を稼ぐ好プレーで、チャンスを掴むものの、ファイターズが冷静に対応し、ファイターズの2連勝となりました。
第3試合
【リベンジマッチ】
埼玉西武ライオンズ vs 横浜DeNAベイスターズ
第4回スプラトゥーン甲子園、オフライン選考会など、何度も激戦を繰り広げたチームの対決。
お互い攻め込むものの、どちらも崩れず1分半が経過。
ここでベイスターズのテルミ選手が、ライオンズ陣地で相手全員を押し込んでしまうビッグプレーを決めます。しかしライオンズは前線を押し上げ、ミルクレープ♪選手に対し、うどん店長選手がカウンターを決め、ライオンズが1勝を挙げます。
序盤、高レベルな攻防が繰り広げられますが、戦闘に勝利したベイスターズがステージを制圧。なんとか打開したいライオンズですが、なかなかチャンスを掴めません。ここでテルミ選手がフデ移動の機動力で注目を引きつけ、最後はミルクレープ♪選手の「ハイパープレッサー」で狙い撃ちし、ベイスターズの勝利。1-1で因縁の対決は、本大会に持ち越しとなりました。
第4試合
【切磋琢磨対決】
東北楽天ゴールデンイーグルス vs 東京ヤクルトスワローズ
ナワバリバトルだけでなく、多くのユーザー主催大会で結果を残す、
トッププレイヤーが揃う戦い。
立ち上がり、かよたそ選手がカサをパージさせじわじわと攻め上がりますが、イーグルスが素早く対応し、ステージを制圧。イーグルスのまぎえーす選手が射撃で相手を近寄らせず、試合は残り一分。まぎえーす選手が後ろに下がる隙を見逃さなかったはんじょう選手、マストの裏にセンプクし、まぎえーす選手を倒します。ここでスワローズが全員で攻め上がり、そのまま押し込み、スワローズの勝利。本番に強いはんじょう選手が、試合の流れを大きく覆すプレーを決めました。
序盤からお互いに一歩も譲らない展開。スワローズが制圧したかと思えばイーグルスのろんつ選手が、針に糸を通すようなメインウェポンのコントロールで、はんじょう選手を倒します。試合終盤、はんじょう選手が先行して倒されてしまいますが、りうくん選手がカバーに入る好プレーで、チーム連係力の高さを見せます。最後まで分からない展開でしたが、僅か3%の差でイーグルスの勝利。お互いに一歩も譲らない熱い一戦となりました。
第5試合
【リベンジマッチ・2】
オリックス・バファローズ vs 読売ジャイアンツ
第4回スプラトゥーン甲子園で、どちらも福岡ソフトバンクホークスに敗北し、本大会に向けて勢いをつけたい大事な一戦。
試合序盤ゆっくりとした展開に。1分が経過し、くろすっω・)つ選手、あとばる選手の挟み撃ちにより、バファローズが主導権を握ります。不利な状況を打開したいジャイアンツは攻め込んできた2438学園選手を倒し、逆転のキッカケを掴みます。ぱーく選手がスペシャルウェポンなかなか発動させることができず。その隙にしっかりと攻めるバファローズは、ぴょん選手がだぶ選手を射抜き、そのままバファローズの勝利となりました。
1試合目と同じく、お互いに崩しきれず1分が経過。ジャイアンツは素早いカバーリングで人数差を作りましたが、2438学園選手の活躍で、バファローズは被害を軽減させます。 その後バファローズはくろすっω・)つ選手が選手を全員倒し、オールダウンを決めて、逆転に成功、スペシャルウェポンのカウンターで守り切り、バファローズの2連勝。
第6試合
【プロ野球日本シリーズ再現対決】
福岡ソフトバンクホークス vs 広島東洋カープ
スプラトゥーン界の王者、福岡ソフトバンクホークスに対し、
若き実力者達が挑む。
序盤はホークスが攻め上がる展開に。ホークスが優勢のまま残り1分でNorishio選手が勝負に出ます。自チームのインクにセンプクし、段差下からいじ選手を倒す好プレー。その後、カープが、やまみっちー選手とえとな選手を倒し、逆転かと思われましたが、たいじ選手がたったひとりで橋を守り切ることで凌ぎ切ったホークスの勝利。何故あの場面で耐え凌ぐことができるのか……。ホークスの勝負強さが光る試合となりました。
まず仕掛けたのはカープ。Norishio選手がホークス陣地に侵入しますが、しっかりと対策を練っているホークスに倒されます。ここからがホークスの真骨頂。えとな選手をはじめ、全員で猛攻を仕掛け、カープに落ち着かせる暇を与えません。ホークス優勢で迎えたラスト30秒。ここで再びNorishio選手がホークス陣地に侵入をしかけ、一瞬の隙を見逃さないカープがNorishio選手に気を取られた相手を倒し、ラスト10秒からの大逆転でカープの勝利。カープの意地が、世界王者から1勝をもぎ取り、会場はその日一番の盛り上がりを見せました。
ばぐちゃん選手
たいじ選手
ばぼ選手
くろすっω・)つ選手
raz選手
まぎえーす選手
YuMild.選手
はんじょう選手
ぱーく選手
けいとぅーん選手
きょう選手
あまり選手
開催日時 | |
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開催場所 | BASE Q ホール|東京ミッドタウン日比谷(観覧無料・完全抽選制) |
詳細 |
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アーカイブ |
バッテラストリート
フジツボスポーツクラブ
ガンガゼ野外音楽堂
コンブトラック
チョウザメ造船
マンタマリア号
モズク農園
エンガワ河川敷
ザトウマーケット
スメーシーワールド
[実況]郡 正夫 <<コーリー>>
[解説]槇 尭史 <<ふーみそん>>
自分たちの活躍に対する反応を直接見ることができるのが良かったと思います。
キャンプの研修にて、講師の方に「君達が、これからのスプラトゥーンのeスポーツの道を作っていく、一期生だ」と仰っていただきました。
一期生の意識と誇りを持って、後ろに続くプレイヤー達の道標になるような、良い大会にできればと思います。